1年後、ネットブックは店頭予約販売品になる?

現在のマイクロソフト社の最新OSであるWindows Vista各種の
売れ行きがはかばかしくない・・・せいかどうかは知りませんが、
次期OSの「Windows 7」シリーズが今年末~来春にかけて発売
されることが決定されています。
(確かに僕のA4ノートのVistaもあまり使い勝手が良いとは・・・。)

世の悪評はつまりVistaは「重い」あるいは「遅い」にほぼ集中
しているので、ウルトラモバイルPC(UMPC=いわゆる「ネットブック」)
のOSは先代のWindows XP Home Edition SP3が使われることに
なったわけですが、最近マイクロソフト社の米国本社上級幹部は
下記の様な日和見的な発言をしているようです。

XPのUMPC向け提供、Windows 7販売後も継続の可能性-MS幹部

この上級幹部氏は、

「どのOSをネットブック向けに提供するかは、最終的に顧客の選択に
応じて決定することになる」

「私たちがネットブック向けWindows 7を広めるのにともない、
XP入手の可能性は徐々に低くなるだろう。私はこの点について、
市場がWindows 7を判断することになると思う」

と「市場(=顧客)の判断にゆだねる」的な発言をしている訳です。

この上級幹部氏の発言は、「Vista」A4ノートの在庫の山という現状
の轍は二度と踏みたくないということだと思います。PCメーカー各社
の担当者からも相当嫌味言われたでしょうしね、たぶん。

次期OSの「Windows 7」は実はVistaを土台にして作ってます。
インプレス等の媒体でライター(兼テスター)諸氏は下記記事の様に
「Windows 7はVistaと比較してかなり軽く、また使いやすくなっている。」
「ベータ版とは言え、完成度は高い。出荷が待ち遠しい。」
と書いてますけど、PCが売れるように雰囲気作りするのが彼らの
仕事ですから話半分に聞いておかないとね。それに「いい、いい」
と皆で絶賛するのは「そうしないと売れない」代物だ、というのが
小売業の「お約束」。本当にいい物は黙っていても勝手に売れます。
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2009/0120/honjyo009.htm

「お約束」と言えば、ソフトウェア業界には、マイクロソフト製品に限らず
「リリース(=いわゆる新規発売)から実は最低半年~1年はバグ
(=初期障害)が頻発するので、1年目は実はあまり新製品は売れない
→バグの改良版が出る半年~1年後からようやく売れ始める」という
「『暗黙の』お約束」があります。

さらにウルトラモバイルPCには、

1.使用するインテルのCPUに見合う「設定価格帯」が限られる
2.XP→(Vista)※→Windows 7 の間に結局「劇的なOS性能の進歩」がない
※ XP→Windows 7 へは直接アップデートはできません。
  OSを記述しているプログラムのベース(土台)が異なる為です。

という要素が加わり、そこにこの不況がダメを押します。
「5万円を切る価格設定+そこそこ良い使い勝手」でなければ顧客は
見向きもしません。

となれば、OSと製品の在庫の山がまた積み上がるのはMSとしては
当然避けたいのが人情ってもの。PCメーカー各社は言わずもがなです。

デル社のBTO販売方式よろしく、
PCメーカー各社は、
「予約購入制→予約時に好みのOSを選択→店頭受取もしくは配送」という
形での販売形式を嫌でも強いられるかもしれません。

ひょっとすると、「Windows XP Home Edition」はSP(Service Pack)のマイナー
バージョンアップを永遠に続け、サポート期間は再延長の繰り返しになるかも
しれませんね。それに引きずられて「Windows 7」A4ノートの価格も、おそらくは
下落し続けていくことでしょう。(実はかなり期待しています。(^^))

もっとも、購入サイドの我々からすれば、「安い」「使い勝手がいい」「安全」で
ありさえすればそれで十分なわけですけどね。

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